税理士試験、今思い出しても気が重くなります。
私は30歳になってから税理士を目指しました。
その当時専門学校の生徒さんは20代の方が大半で30歳を超えてからスタートを切る人は少数でした。
遅くからのスタートである、というのはプレッシャーでした。
試験に受かるのに何年かかるのかわからない。
減りゆく貯金に震えながら、勉強をする毎日でした。
そんな私が試験を受かる上で、大切だと思ったことです。
自分の勉強法を見つける
私は専門学校では「友達を作らない」と決めていました。
勉強するのに、友達はいらない、と思っていたのです。
そのくらい切羽詰まっていたのもあるのですが、人の勉強法を聞くと「それいいのかな?」とぶれてしまうのです。
真似してみるのですが、どうもしっくりこない。
その方には最良の方法でも、私に向いているかはわかりません。
自分でやってみて安心できる方法、やりやすい方法、結果が出る方法を編み出す必要があります。
税理士になると決める
専門学校に行っていると、どんどん人が減っていきます。
途中でやめてしまう人がおられるからです。
私も試験勉強をしていた間は、祖母の介護・親の介護・家庭不和・私自身の入院など、これでもかというほど、たくさんの問題が起こりました。
今から考えてもこんな短期間に、問題が起こったことはありません。
「この道に進まない方がいいのかな」
と弱気になったこともあります。
でも、やらない理由は山ほどあります。
やるか、やらないかは自分次第です。
私は税理士試験の勉強を始めるときに、とても悩みました。
3ヶ月ほど悩み抜いて
「税理士になる」
と決めました。
”なる”と決めると言うことは、”ならない”という道はなくなることになります。
私のイメージでは、「税理士になる」ハシゴを選んだ瞬間、「税理士にならない」ハシゴは奈落に落ちてなくなりました。
もう戻れないわけです。
”なる”方のハシゴを登るしか道はないので、登り続けました。
自分でジャッジできる
税理士試験は年に1回しかなく、8月に行われます。
そして合格発表は12月です。
この4ヶ月は長い。
そして重要です。
試験を終えて、受かっていると判断したら次に進めます。
逆に落ちたと感じたら、また同じ科目を勉強しないといけません。
ここの判断を誤ると、時間を無駄に過ごしてしまうことになります。
私は十数回税理士試験を受けましたが、「受かった」と「落ちた」
の判断は間違ったことはありません。
鉛筆おいた瞬間にわかるのです。
「受かった」の時は、最高にテンションが上がります。
「落ちた」の時は、もうどん底です。
応援してくれている家族に顔を合わせられず、夜まで喫茶店で無意味に時間をつぶしたりしてました。
「受かった」「落ちた」の判断は、自分の実力(インプットしたもの)を「出し切った」「出し切れなかった」と同様の感覚だと思っています。
まとめ
税理士試験はプレッシャーとの戦いです。
大勢の受験者の中で、合格ラインに届かないといけません。
でも大勢の人がいても、戦う相手は自分自身です。
周りに目が行くと、ザワザワして落ち着きません。
そんなときに、自分の勉強法・判断基準・そして税理士になるという思いがあれば、ブレずにすむのではないでしょうか。
私も試験を受けている間は、暗黒時代でした。
TV見たい、遊びに行きたい、見えない重石から解放されたい。
税理士試験だけに限らず、勉強や資格試験を頑張っておられる方、嫌になることはたくさんあると思うのですが、あきらめずに頑張って下さい。
あの解放されたときの、快感を感じて欲しいです。
⇒ライツ税理士事務所のHP
http://www.reiz-cpta.com/
今日も最後までおつきあい頂き、ありがとうございました。
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