本当の「聞く」力「聞く」力が大切とか「傾聴力」に関する本が出ていますよね。
私は「聞く」ことができるときと、できないときがあります。

もちろん、”聞こえて”はいるのですが、それは本当の”聞く”こととは違います。

 

「聞く」ことの意味

 

人は自分の見たいものを見て、聞きたいことを聞いています。

例えば「赤いスポーツカーが欲しい」と思えば、街中で赤いスポーツカーを見かけることになります。
欲しくない人の目には、映りません。

これと同じように、「聞く」ことも自分の聞きたいように聞いています。

”こういうことが言いたいんだな”
”この前あったこのパターンだな”

という風に。
それが一致していることもあれば、一致していないこともあります。

 

私は人と接していると、大抵聞き役です。
本来聞き役が得意なわけではないので、苦しいときもあります。

なので、少し意識が飛ぶんです。
聞いてるふり、のような感じ。

そうすると、相手の感情が流れ込んできます。
悲しい・苦しい・悩んでいる・・・

負のエネルギーが強いと、話を聞いた後はぐったりです。

でも、悪いことばかりではありません。
相手が望んでいる言葉・言って欲しい言葉が聞こえてくるからです。

 

「聞く」=「感じる」

 

ときどきですが、
「中島さんに言われた一言で、助かったよ」
「中島さんに言われた言葉で、事業の方向転換しました」

などと言われることがあります。

 

私は、あまり言った記憶がありません。
「そうだっけ?」くらいです。

こういうと、いい加減に聞こえるかもしれません。
ただ、意識がないときに発している言葉は相手が欲しかった言葉を伝えいているときです。

相手の思いを受けて発した言葉は、私の言葉ではないので、私の中に残りません。
もちろん、全く同意できないことは言いませんが。

 

逆に「良いことを言おう」とか「何か爪痕残さねば!」みたいなときは、必ず空回りします。

自分に意識が行き過ぎて、相手の声が聞こえていないからです。

 

まとめ

 

なんとなく見ていても、なんとなく聞いていても、日常生活は成り立ちます。

でも、相手の立場になって考える必要がある仕事をしている人は、「聞く力」は大切です。

我をできるだけ小さくして、相手の声に耳を傾ける。
その繰り返しでしか、得られない力だと思います。

俯瞰して捉える。
難しそうですが、”ちょっと意識が飛ぶくらい”が丁度なのかもしれません!?

 

 

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