ある会社の会議でのこと。

「私のプランは
 破綻しているのか?」

経営者の方が質問されました。

従業員は答えられる
はずがありません。

長い沈黙に包まれました。

 

理想と現実

 

経営者の方が
提供したいサービス

実際に
提供できるサービス

そこに大きな溝が
ありました。

 

経営者の方が考える
サービスは理想的です。

でも、理想はあくまで
理想でしかありません。

実務ベースになると、
相当の時間と労力が必要でした。

実際に従業員さんの残業は
増加し、不満も溜まっています。

 

落とし込む力

 

経営者の方は
自分の思い描くプランを
実務に落とし込んで欲しい。

従業員サイドは
そのプランをやりたいなら
やり方を提示して欲しい。

溝は深まるばかりです。

 

こういう場合、
中間で両者の立場を受け入れ
落とし込める人が入れば
ベストです。

ただ、中小企業の場合、
そんな人は存在しない場合が
ほとんどです。

 

 

経営者の方の思いは
例えれば”岩”です。

そのまま投げれば、
大きく、重く、固く

受け止めた相手は
持ちこたえられません。

その岩を砕く術を持っている人
それは経営者に他なりません。

一番早くて
一番確実なのです。

 

岩を砕き、石にして渡す。

そうすれば、
取り扱いも簡単で
みんなで共有することができます。

砕く作業は、時間がかかるし
手間も必要です。

まずは自分で砕いてみる。
そして次は
砕き方を教えてみる。

そうしたら、
冒頭の台詞はきっと
出てくることはありません。

 

まとめ

 

「私のプランは
 破綻しているのか?」

そう聞かれて

「はい、破綻しています」

とは答えられないものです。

でも、「何の問題もありません」
これもウソだから言えません。

言い方、伝え方
今後の進め方

一番冷や汗をかいたのは
私かもしれません。

 

 

 

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