私は同じ話を何度もするのが苦手です。

「もうそれ聞いたよ」
と自分自身が思うからです。

私の以前の上司で、何度も話を繰り返す方がいました。
私は心の中で「またその話」と思っていました。

でも繰り返すのは、ちゃんと理由があったのです。

 

クドイ話

 

「え~、聞いてないよ」
始めてお客様に言われたとき、驚きました。

税金の額が確定したご報告のときです。
「今年から、結構な税額になる」

それは半年前位にお伝えしていました。
そして、概算額を2か月前に伝えました。

でも、「聞いてないよ」
だったのです。

”いや、ちゃんと言ってたでしょ”
心の中で悪態をついてました。

多分お客様は、何となく聞いておられたのでしょう。
大体、税金の話なんて面白くありません。

でも私は、話したつもりでいたのです。

 

繰り返す意味

 

聞いていることと、
理解していること、

は全く別物です。

でも、傍目からはわかりません。

それからは、まず観察しました。
じっくり相手の顔を見る。

「何となくで聞いている」
そんな雰囲気を察知したら、言い方を変えて再度。

そして、大事なことは、
最初に話して、最後にも話す。

これを実行しています。

後から事務所の先輩に、
「あの人は、だいたい聞いてないっていうよ」
と教えてもらいました。

確かにそういう傾向はある方です。
でも、私が伝えたつもりだったのも確か。

逆に心の中で、”聞いてないよ”
って思っている人も、いらっしゃるかもしれません。

多分、そっちの方が多いんじゃないかな。

そう思うと、”伝えたつもり”
が結構ありそうな気がするのです。

 

まとめ

 

この「聞いてないよ」
は言われたときは凹んでました。

「聞いてたのに、聞いてない」
って悪意があるような気がしたからです。

「聞いてないよ」
は色んな意味があります。

”ホントに聞いてなかった”
”相手を困らせてやろう”
”そんな話は聞きたくない”

相手の真意はわかりません。

それを判断するためにも、
「きちんと伝えましたよ」

そう言える説明が大事ですね。

 

 

 

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