失敗しない!ドクターの開業地選び私は以前医療機関で働いていました。
その流れでドクターの開業支援業務に。

開業支援でまず最初にぶつかる壁は、開業地選びです。
そこで必要なのが医療需要調査。

ここを見誤ると、後々「しまった~」と叫びたくなりますよ。

 

自分の診療圏は?

 

医療需要の出し方は様々です。
ハウスメーカーなどは、診療科を伝えればパソコンでピューと数字をはじき出してくれます。

この数字も間違いではありません。

ただ、その人に合った医療需要はスイッチポンで出すことは難しいのです。

基本は以下のように考えます。
1.標ぼうする科のターゲット
2.開業したい地域の人口調査
3.開業したい地域の乗降数
4.開業したい地域の競合数
5.標ぼうする科の受診率

上記を合わせたものが、医療需要になります。

 

医療需要の考え方

 

ターゲット
もし内科なら男女問わずですね。
そして年齢層も幅広くなります。

しかし、本来内科でないドクターも内科を標ぼうすることはよくある話です。
例えば”内科・外科” ”内科・循環器科”などは最たる例です。

逆に内科でももっと専門的なもの
例えば”消化器科・内科”などです。

ご自分の「専門」+「標ぼうする科」
よってターゲットは微妙に異なります。

循環器であれば、年齢層は若干高めに設定する必要があります

 

人口調査
国勢調査は何のためにしてるのか。
とお考えの方も多いと思います。

でも医療需要を考える際に外せないのが国勢調査結果です。
ここには、男女別・年齢別
さらに駅ごとの乗降数までも記載されています。

これで自分の開業したいエリアがどんな人たちで構成された街かを知ることができる、大変便利なアイテムです。

 

競合数
次に競合がどの程度の数なのか、把握する必要があります。

競合は少ないに越したことはありませんが、よほど遠方にいかない限り難しいお話です。

ここで先ほどのターゲットが関係してきます。
一般内科であれば、内科だけを見ればいいわけではありません。

内科と競合するのは消化器科、耳鼻咽喉科、小児科も関わります。

診療内容の決め方によって、競合相手も変わります。

 

診療圏
内科であれば、比較的近いお医者様に行きますね。
でも整形外科や産婦人科であればどうでしょう?

車で移動も十分に考えられ、少しぐらい遠くても受診されませんか?

このように、”科”によって診療圏は異なります。
また、開業したいエリアによっても異なってきます。

都会であれば近い場所。
田舎であれば、車移動が基本です。

標ぼうされる科、エリア、ターゲットの年齢
全て加味して診療圏は定めていきます。

受診率もあるのですが、ここはちょっと専門的になるので、今回は割愛します。

上記の条件を満たす所が開業場所の候補となるエリアです。

 

まとめ

 

上記条件を満たしてからも、開業場所を探す旅は続きます。
戸建てかビルに入るのか。

1Fがよいのか、もっと上でも集患は可能か。
予算・エリア・先生の目指したい診療内容

考えることは山積みです。

一度開業してしまえばそこから簡単には動けません。
ですから、ここはじっくりと考えて下さい。

一番のお勧めは、専門家と二人三脚で決められる方法です。
思っていなかった視点、見落としている部分

「気づいてよかった」と実感できるはずです。

 

 

⇒ライツ税理士事務所のHP

 補助金・税務コラムなどはこちら
 http://www.reiz-cpta.com/

 

今日も最後までおつきあい頂き、ありがとうございました。
クリック頂けると、励みになります。

にほんブログ村