開業して売り上げが安定するまでの間、「どんなお客様でも来て欲しい」そんな気持ちになります。
でもそうしていると、自分の目指す方向性や自分自身の雰囲気のズレを無視することになるので、時が経つにつれ合うお客様・合わないお客様がでてきます。
または、最初から合うお客様になかなか恵まれない、なんてことも。
開業場所を選ぶとき
以前、庶民的な雰囲気が売りの方で、下町がピッタリな方がいらっしゃいました。
ご自分が開業される際、随分悩まれて、自分に合う物件をやっと探し当て、そこで開業されることになったのです。
でも、そこはちょっとオシャレな住宅街。
その方のイメージと違う気がして、心配する声もありました。
「やっと探し当てた物件だから」
そう仰って、ご本人はヤル気満々で開店の日を迎えました。
もちろんお客様は来てくださいます。
でも、思ったほどの来店数ではありません。
そんな日がしばらく続き、その方は何がわるいのだろう?
と一生懸命いろんな対策を講じるのですが、すぐに数字に反映されません。
最初のヤル気が落ちてしまい、元気がなくなってしまわれました。
エリアの選定
開業する際、自分のイメージする物件は大切です。
ただ、物件と同時に大切なのはエリアの選定です。
物件はある程度、内装でカバーできますが、エリアは変えることができません。
街によって、雰囲気は様々です。
オシャレな街、高級住宅街、下町、のどかな住宅街
自分の来て欲しいお客様はどこに住んでおられますか?
先ほどの方は、物件重視でエリアについては、開業すればなんとかなる。
そう思っておられました。
確かに、そのエリアで実績を重ねれば、お客様は間違いなくつきます。
でも、認知してもらうのにどうしても時間がかかってしまいます。
開業するときは、みなさん希望に燃えておられます。
そして、たくさんの情報が溢れすぎて収集がつかなくなることも。
そんなときは、最初に目指そうと思った方向性を思い出してください。
そして、周りの人の意見を聞いてください。
そうでないと、東京に行こうと思っていたのに、気づいたら沖縄についていた。
なんてことになるかもしれません。
まとめ
自分の街に新しいお店ができれば、みんな「何のお店だろう?」と興味津々で見ています。
そして、その街に合う雰囲気やサービスが提供されているのかを、無意識のうちに感じとっています。
そして、「何か違う」と感じられるお店には、人はなかなか近づきません。
お店の雰囲気やサービスには、必ず経営者の方の雰囲気が反映されます。
だからこそ、自分とあったエリアの選定が大切です。
洗練されたエリアが似合う方、賑わいのあるエリアが似合う方、業種業態にもよりますが、必ず自分に合うエリアが存在します。
まず自分の目指す方向性の確認。
そして、エリアを決めてから物件探しです。
客観的な立場でアドバイスをくれる人がそばにいることも大切ですね。
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