お客様のところで、
時々困るのがこのセリフ

「○○社長のところは、
 これで税務調査通ったで」

○○社長の事情は知りませんが、
通ったから大丈夫ではないのですよ。

 

税務調査は万能ではない

 

上記のセリフは
だいたい経費にするしないで
発生します。

「実家の方の税理士は
 こんなん経費にしてくれるで」

と言われたこともあります。

税理士さんによって、
経費にするしないの判断は
異なります。

でもその判断基準は、
事業内容や金額の多寡によっても
変わってくるのです。

 

「税務調査で大丈夫だった」
これも非常にグレーゾーンです。

税務調査に入った先で、
今回の目玉が別にあった可能性や

たまたま見つからなかった
可能性が大きいと思われます。

 

大企業の調査は税務署の職員さんも
5~6人来られたりします。

各担当に割り振っての調査ですので、
細かい所もチェックが入ります。

でも中小の調査の場合、
1人~2人の調査官がほとんどです。

1日2日でその会社の問題を
全て指摘するのは不可能なのです。

 

いつも大丈夫ではない

 

その証拠に、前回はスルーされた点を
今回は指摘を受けるケースがあります。

毎回調査のポイントが異なるからです。

だから、一度問題なくても
必ずしも大丈夫ではないのです。

 

ネットなどでも
よくわからない基準で「大丈夫!」

と書かれている記事などがありますが、
「そういうケースもあるんだな」

くらいの認識に留めてくださいね。

何より大切なのは、
担当税理士さんとの信頼関係です。

ちゃんと話をすれば、
落しどころは見えてきます。

 

まとめ

 

”ちゃんとしている会社”

税務署にこういう印象を
持ってもらうことは大切です。

”何だかいい加減な処理してるなぁ”

そう思われると
ヘタに藪を突かれかねません。

どんな姿勢で商売をしているのか、
そこが大切なポイントです。

都市伝説的なお話は
話半分に聞き流しましょう。

 

 

⇒ライツ税理士事務所のHP
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 http://www.reiz-cpta.com/

 

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