人は毎日自分で考えて行動しています。
機械的に朝起きて、歯を磨き、ご飯を食べて会社に行く。
必要だからしていること、無意識にしていることであっても、一瞬一瞬の行動は膨大な選択肢の中から選び取る作業をして行動しています。

ほとんどの場合は無意識だと思いますが、その無意識を意識するかしないかで、その先に訪れる未来は変わっていきます。
今回は私がよくとっていた、うまくいかない行動パターンを例にご紹介します。

 

開業場所の選定で起きた問題 その1

 
私は去年、開業する物件探しをしていました。
エリア、金額はほぼ動かせないとして、どんな形態(シェアオフィス、商業ビル、事務所可賃貸)でいくかは、物件を探しながら決めようと毎晩ネットで物件探しを行っていました。

「これはいいかも」と思い、翌日問い合わせをすると既に入居決定済み。
そう、決まる速度が以上に速いのです。
一人でお仕事をされる方の希望する物件はほぼ同じ。さらに、よい条件なら決まるのが早いのは当然のこと。
起業ブームだとは思っていましたが、こんなに需要があるとは思っていなかったのです。

簡単に決まると思っていた物件探しに暗雲が垂れ込めます。
私は開業日を1月4日と決めていたので、開業の挨拶状も出すことを考えれば、期限が迫っていました。

結構焦りと不安が混ざりながらも探し続けていた時に、一軒のシェアオフィスを発見します。
内覧に行くと窓がなかったのですが、設備は充実しているし、料金的にもいい感じ。
でも、窓がない。

引っ掛かります。
「軌道に乗れば引っ越せばいいから」と言い聞かせても「かと言って1年はいるだろうし、その間陽の当たらない場所にいるってどう?」と悩み1日待ってもらうことに。

夜中まで悩んだ末、やっぱり決めようと決心し電話をすれば既に入居募集は終了していました。
「アホか、私」と自分の判断能力を恨みます。
2~3日後ダメ押しで「空いてませんよね」と電話してみると「空いていますよ」というお返事が。

喜び勇んで申し込みを行い、「入居審査で面談がありますから、数日後にご連絡しますね」という言葉を信じ待ち続けるも一週間たっても連絡がない。

悪い予感がする・・・

8日目に恐る恐る電話をすると、別の担当者の方が「シェアオフィス自体の運営にトラブルが生じまして、一旦入居を差し止めている状況です」と言われてしまいました。

思っていた通り、悪い予感的中。
でもあきらめきれず「一週間で状況が変わるのですか、何とかなりませんか」と食い下がるも、ダメなものはダメ。

しつこい私は「もし入居申し込みを再開されたら、一番に連絡をください」とお願いするも、「12月中の入居開始は難しいと思われます」と無情のお返事が。

私の入居申し込みから数日前に申し込んでおいたら、すんなり入れたのに、何故数日の違いでこんなことになるのか。
頭の中でグルグルと「もう見つからないんじゃないの」という不安が渦巻きます。
 

場所の選定で起きた問題 その2

 
しかし弱気になっている場合ではない。
悪い時こそ行動しなければ!」
と変な所だけ行動的な私は、その連絡を受けた日からエリアを京都中に拡大してローラー作戦で物件探しを始めます。

もうね、どの不動産屋に行っても、その不動産屋が出してくる情報なんて全て知っていて、その時期の私は京都全域の物件情報網羅する位の勢いだったんですよ。

しかも最近は不動産屋に直接行っても、「実はネットに載っていない物件がありまして・・・」みたいなお宝情報はない時代なのです。

「ネットが全て」と言い切られました。
と言うことは、と言うことはないってことじゃないの!
「ギャ~」と叫んで渦潮にのまれていくように思考がグルグルの渦にのまれていくのでした。

ちょっと長くなりましたので、続きは明日へ。
 
 
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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