ピンポーンとインターホンが鳴って
玄関口へ出てみると、

「お届け物です」

差出人は、亡くなった上司
ではなく、その奥様からでした。

 

遅れてきた開業祝い

 

中を見てみると、開業祝いでした。

最近、私が開業したことを知り
わざわざ送って下さったのです。

でも受け取った瞬間、
上司から受け取ったような

不思議な感覚に包まれました。

 

私が開業する前に
亡くなってしまった上司。

開業したことすら
知らずに天国にいる上司。

でも、まだ元気でいてくれたら
きっと喜んでくれただろう。

それとも、心配しながら
応援してくれただろうか。

そう思うと
その上司から受け取った、

そんな風に思えたのです。

 

まだ生きている上司

 

その上司は、
お父さんのような存在でした。

上司だったら
どう言うだろう?

上司だったら
どう考えただろう?

今でもそんなことを
考えます。

 

人は二度死ぬといいます。

一度目は肉体が滅びたとき
二度目は人から忘れられたとき。

私の上司は
私が死ぬまで

二度目の死を
迎えることはありません。

 

肉体は必ず終わりを告げます。

でも、人のなかで
二度目の人生を歩む。

私はどれだけの人の中で
どれだけの期間が経って

二度目の死を迎えるのだろう。

年齢を重ねると
ふとそんなことも考えてしまいます。

 

まとめ

 

亡くなっても
なお、心に残る人。

人生でそんなに多くはありません。

そんな人に
一人でも多く出会い、

そして私も

少数でいいから
心に残る人でありたい。

上司のような
人間になるには、

ほど遠い私だけれど。

 

 

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