数字のセンスは持って生まれたもの。
そう思っておられる方が多いかもしれません。

確かに学校で習う算数や数学は、数字のセンスが物ものをいいます。
でも、経営で使う数字については鍛えていくことができます。

 

財布の中身

 

「今、お財布の中にいくら入っているでしょう?」

みなさん即答できましたか?
誤差1,000円以内なら、お金に対する意識がきちんと作動しています。

誤差がそれ以上の場合、お金に無頓着になっているかも。

「お財布の中身と経営は全く違う」
と思われるかもしれませんが、”お金を扱う”という意味では全く同じです。

自分の財布の中身、預金の残高、クレジットの支払金額、ローンの残高。
どの位頭に入っているでしょう?

クレジットは特に、「知らない間に引き落とされている」なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか?

自分の経済活動を知ることは、お金に対して興味を持つことです。
そして、その延長線上にあるのが、経営です。

 

経営=お金の動き

 

会社を経営するのは、お金を動かすことです。

売上から、仕入・給与・賃料等を差し引いた金額が利益です。
そして、残ったお金から、税金を差し引くと会社のストックとなります。

今度はそのストックをどう活かすか?

仕入れを多くする
違う製品を開発する
設備投資してみる

お金を生かすも殺すも使い方次第です。

ただ正確に手許にある資金がどれだけあるかを把握していないと、投資も次の仕入れの計画も立てられません。

 

センスの磨き方

 

数字に苦手意識がある方も、まず大まかに捉える練習をしてみてください。

18,123,687円

この数字を全部覚えようとすれば、しんどくなるのは当たり前です。

1800万位又は2000万円弱、という捉え方です。

この場合ケタを間違えないのが一番大事。
,(カンマ)がいくつあるかで覚えてください。

では、200,000千円はいくらですか?

 

 

答えは2億です。

会計事務所に入所したての頃、これが苦手でした。
報告書を読み上げるのに、「2千万」とか言って小声で訂正されてました。

でも毎日のように見ていると、もう間違いようがありません。
何事も練習です。

大まかに捉えられるようになると、判断が早くなり間違いも少なくなります。
今手をうつべきか、勝算はどの位か?

何事も数字が関わってくるからです。
できる人ほど数字に強いものです。

今日から、数字のある生活をはじめませんか?

 

まとめ

 

上述の単位千円で記載されている報告書、ほんとに苦手でした。
こちらから持っていく書類は、全部横に円単位で書き直していたくらい。

でも数字が大きくなるほど、全部記載したら1枚の紙に収まりません。
だから大まかに捉えるのが大切。

数字は部分的に見てしまうと、わかりにくくなってしまいます。
ボヤっと全体を見る、その方が全貌が見えてきます。

 

 

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 http://www.reiz-cpta.com/

 

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