お客様や従業員の方から、時々お困りごととして伺う内容です。
従業員の給与額が他の従業員に漏れて困る、という内容です。
 

他人の給与が気になる心理

 
人は誰でも、お金に興味があります。
成功している人を見たら、「一体いくら稼いでいるのだろう?」と。
それは職員同士でも同じです。
同僚、上司、役員、自分以外の人の給与はいくらなのか?

単に興味本位の方もいれば、自分が正当な評価を受けているか、を知りたい方等様々です。
でも、人の給与を知ることができてプラスのことってあるのでしょうか?
「あの人はあんなにもらっているのか、自分も頑張ろう」
などと思う人はごく少数。
ほとんどの人は「自分の評価が低すぎる」と不平や不満の原因となるのです。
 

他人の給与を知ることができる仕事

 
人の給与額を知ることができる仕事は、社長・上司・経理・総務等の立場にいる方です。
それは、職務上の地位で知ることができただけで、それ以外の理由は一つもありません。

職務上の地位で知りえた情報は、守秘義務があります。
自分の仕事にプライドを持っている方であれば、知りえた情報を他人に話すようなマネはできないはずです。

そして、もしそんなことがあれば、聞いた人も同罪です。
ぜひ注意してください。

 

自分を客観的にみること

 
本来一番注目すべきは、自分の給与です。
自分で客観的に見て、今の給与が自分の働きと見合っているか、につきます。

この客観的に見て、というのが難しく、本当に客観的に見て正当な評価がされていない場合には、もちろん上司や社長に掛け合う必要があります。

でも私が長年見ていて、文句を言う方は、ご自分を客観的に見られていないケースが多く見受けられます。
周りから見れば、「正当な評価」ということです。
 

給料をあげるには

 
給料をあげる一番の近道は、社長や上司の求める働きをすることです。
社長や上司が何を求めているのか、を考えて動ける人は必ず与えられた仕事をベストな状態にして仕上げてきます。
与えらえたことを、ルーチン作業として処理するのとは歴然の差がつくのです。
これは社内だけでなく、社外(お客様)に対しても同様です。

何を求められているのか、を考えて動いていても結果(給与)がついてこない場合、たいていの場合は動く方向が間違っています。
試行錯誤を繰り返し毎日コツコツ頑張れば、必ず結果はついてくるものです。
 

まとめ

 
私も以前働いた職場で、何故か全員の給与を全員が知っている、という環境に身を置いたことがあります。
正直不愉快でしたし、私は下っ端だったので注意もできず、「会話に興味を持たない」という意思表示だけで精いっぱいの自分もイヤでした。

給与は自分の手で勝ち取るものです。勤務していれば貰えるものではありません。
どんな小さな仕事でも、その仕事をする人がどんな気持ちで取り組むかによって結果は変わります。

他人ではなく自分を軸に生きる、そっちの方がずっとカッコよくありませんか?

 
 
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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