寒い日が続きますね。

陽射しは暖かいのですが、
風が冷たい。

風邪か花粉症かわからない
不調の人が多いようです。

皆さんお気をつけ下さいね。

 

路地裏のお店

 

半年ほど前、事務所の近くに
たい焼き屋さんができました。

路地裏のそこに行く気がなければ、
絶対に行けないような場所に。
(垂れ幕の横の路地が入口)

店頭や露店ならまだしも、
たい焼きで店を構えてやっていけるのか?

客単価をすぐに考えてしまう
悪いクセです。

 

大きな看板もなく、黒板に小さく
”コーヒー たいやき”と書かれています。

路地を覗いても店は見えず、
さらに10m以上進むと、その店が現れます。

中に入ってみると、テーブル席1つ
カウンター席2つ、スタンディングデスク1つ
のこじんまりしたお店です。

ですが、ひっそりした路地から一転
お店の中は満員御礼。

入れないお客様は、外で待機状態。
若い女性の他に、年配の方もチラホラ。

京都は路地が多い街ではありますが、
こういった解りにくいお店は好まれる
傾向があるようです。

 

あえて閉鎖的にする意味

 

東京の有名な菓子店「村上開新堂」は
顧客の紹介なしでは、入店もできません。

紹介されて、お店に入れてもらい
注文してさらに後日商品を受け取る。

今のコンビニエンスな世の中と
逆行した販売方法です。

 

お店を開店したら、当然のごとく
ホームページを立ち上げ、広告を打ち
声高に集客をする。

もちろんその方法もよいのですが、

”行きたくても簡単に行けない”
”買いたくても簡単に買えない”

その特別感に人は弱いと思うのです。

 

その特別感を味わうために、
さして宣伝しなくても、お客様が探して
調べて来てくれる。

さらに苦労した分、口コミまでしてくれる
というありがたいおまけつき。

お店にとっても、
・家賃を安くできる
・広告費が安くあがる
・宣伝なしで集客できるとハクがつく

 

大抵のお店は、リピーターさんが命です。

こういうクローズドのお店は
一般の集客方法を取らないため、

最初からお店の雰囲気や情報を好んで
来店される場合が多く、ファンを作りやすい
集客方法になります。

 

成功させるには

 

そうはいっても、立地の悪い店を選ぶのは
勇気がいるものです。

ただ単に辺鄙な場所にあっても、
誰にも知られない可能性もあります。

そのためには、
・ある程度の都心であること
・物語があること(店主の思いなど)
・雰囲気があること
・そこそこの客単価であること(有名店除く)
などが挙げられると思います。

少し手間をかけることや
人に話したくなる意外性は
いつの時代にも好まれます。

大衆受けという意味では
決してお勧めの方法ではありません。

でも、万人受けする集客と
一部の人にしか刺さらない集客では
後者の方が圧倒的に強みになります。

 

もう、自分の好みを強烈に出して
共感してくれる人しか必要ない

そのくらいの強気な姿勢のお店が
生き残っていく時代になってきている

そう感じて仕方ないのです。

 

まとめ

 

私もお礼の品を贈るときなどは、
ホームページのない店を好みます。

あっという間に調べられて、
値段が明らかになるのは
味気ない気がするからです。

今日もホームページ・通販なし、
店頭販売又は問合せのみ

というお店に行ってきました。

念のためパンフレットがあるか
聞いてみましたが、

「あいにく、ございません」
とのお返事。

いいんです、そのままで
むしろ作らないでください。

と心の中で叫びつつ
店をあとにしたのでした。

 

 

 

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