私の勤務していた頃、たくさんの上司と出会いました。
そんな中で、一番最高の上司だと思った上司について書きたいと思います。

理想の上司って?

・自分の判断基準(軸となるもの)をもっている
・人のせいにしない
・部下を信用している
・私利私欲で動かない

自分の判断基準をもっている
当たり前のようですが、ブレている方も多いです(私もブレます)。
でも軸がある人は、決断に一定基準があるので、意見が何度も変わりません。
簡単にすぐ決断してコロコロ変わるのは判断していることにはならず、部下は混乱して最終的に疲弊してしまいます。
軸があることは安心感、信頼感に繋がります。

人のせいにしない
これも難しいことです。
部下がした失敗を内外で「自分の責任です」と言い切れる上司は少数です。
私は逆に「こいつがやったので」という台詞をたくさんもらってきました。
部下は基本的に自分が失敗したら「やってしまった」と後悔し反省しています。
そんな時に上司がどんな対応をするのかも見ています。

私の上司は「やってしまったことは仕方ない」というスタンスでした。
そう言われると、「次から失敗しないようにしよう」と思うし、ミスを隠さない体質が自然と出来上がると思っています。

 

部下を信用している
私の上司は、初めてやることでも基本的に私に任せてくれていました。
「全部私がやって大丈夫ですか?」と不安になって聞いても「大丈夫だよ」とのんきな顔で返事する上司でした。

私が指示を出すときは、ついつい心配になって口も手も出してしまいます。
でもそれは相手を信頼していることにはなりません。

信用されれば、期待に応えようと思うし、今まで以上の実力を出すものです。
だから、一度任せたら口も手も出さず、ギリギリの所まで任せるのが一番部下を伸ばす方法だと思っています。

自分の私利私欲で動かない
部下は自分のことは見えていませんが、上司のこと(特に悪いこと)は細部まで見ています。
だから上司が自分自身が楽をすることや個人的に金銭的、社会的メリットになると思われることを基準に動くと敏感に反応します。

公平さや公明さがあることが一番部下にとっての信用に繋がります。

編集後記

私の一番だった上司は、去年亡くなりました。
何のご恩も返せないままで、悔やんでも悔やみきれません。
でも今でも上司だったらどういうかな?と考えて動いている自分がいます。
ご恩は直接返せなかったけれど、身を持って教えてもらったことを自分も実行していきたいと思っています。


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