一代で事業を築き上げた方。

その才覚と努力は並大抵のものではありません。
そして会社にかける思いも、人一倍。

でもいつまでも舵を取り続けることはできません。
いつかバトンタッチをする日がやってきます。

 

焦らない

 

中小企業の場合、後継者は息子へ。
そう思われる方がほとんどです。

でも、この後継者へのバトンタッチ。
一筋縄にはいきません。

何年も続いている事業なら、交代は必然です。
そして、何代も踏襲されているから抵抗がありません。

一番難しいのは、一代目から二代目へ。
このバトンタッチです。

二代目はどうしても比べられてしまいます。

その重圧にどう耐えるか。
どう乗り越えるか。

「早く認められたい」

その思いが焦りを生みやすいのです。
父親の存在も大きくのしかかります。

そんな思いが高じて
自分(二代目)だけのブレーンを作る
勝手に事業を立ち上げる
親子で従業員へ指示する内容が異なる

こんなことが起こります。
周りはどちらについたらよいのか混乱してしまいます。

 

事業の基盤は家族

 

事業を築く上で、大切なのは家庭です。

基礎(家庭)がグラグラすると、
建物(事業)も安定しません。

どんなに反発しても、
親子に戻ったらきちんと会話ができる。

これはとても重要だと思います。

二代目は最初から飛ばさなくても、
いいと思うのです。

先代の築いたものを背中に背負う日が必ずきます。

もし先代の築いた事業が5階建てのビルと仮定して、
5階に行くのに、飛んでいく人はいませんよね。

誰でも1階から入って目的地に行きます。
2階から3階へと。

ゆっくりと登っていって下さい。
そうしたら見えてくるモノがきっとあるはずです。

そして事業を引き継ぎたいと言っている先代も。
引き継ぎたいなら、引き継がないといけません。

気になるのはもちろん、わかります。
でもいつまで手を出しますか?

相手は子供であって、子供ではありません。
転んだり躓いたりしながら成長します。

任せると決めたら、両目つむる。
この位の覚悟が必要です。

両方にその覚悟があれば、
争いや対立なんて起こらないはずです。

会社を守っていくこと。
大切なのは、この一点だけのはずです。

 

まとめ

 

家庭がうまくいっている人ほど、事業もうまくいっています。
その逆もしかり。

また、家庭はギクシャクしているけど、
事業がうまく行っている人がいることも事実です。

ただ、この場合
うまくいくのに、結構な労力がいるのです。

家族のサポートがあるかどうか?
ここは重要なポイントです。

事業をして、周りの人を幸せにする。
これは立派なことです。

でも、一番笑顔になって欲しい人は、
身近にいる家族のはずです。

 

 

 

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