経営計画経営計画を作っておられる会社様、どの位いらっしゃるでしょう?
「大事だとはわかっているけど、そこまで手がまわらなくて」
「何となくの方向性は決まっているから、いいでしょう」
という声が聞こえてきそうです。

経営計画は会社が今後どうなっていきたいのかを指し示す重要な指針になります。
最初は大変ですが、作ってみると会社が変わってきます。
会社を強くする、経営計画作ってみませんか?
 

経営計画の必要性

 
「経営計画を立てる」には、以下のことが大切です。
①経営計画の必要性
経営計画は社長だけのものではなく、従業員さんも巻き込んでいく必要があります。
そのためには、なぜ経営計画を作るのか、そして経営計画を作るとどんな効果があるのか、を伝えるために必要性を理解しておく必要があります。

②経営理念、ビジョン
「会社としてどうありたいのか」「今後どうなっていきたいのか」

③経営目標
経営理念やビジョンを実現するために、どうしていけばいいのか

人は言葉にできないことは理解できません。
そのために会社の方向性を定める理念やビジョンが必要です。
そして方向が定まったら、はじめてその方向にどうやって進むのかを考えることができます。
 
そしてここからが経営計画の出番です。
進むべき方向、手段がわかったら、数字に落とし込むことが可能です。
今期どれだけの利益を目標とするのか、そしてその目標を達成するためにはどれだけの売上が必要なのか。

上記の流れができると、こんなメリットがあります。

  1. 必要な年間売上高がわかることにより、各月の売上目標が明確になる
  2. 資金繰りの見通しが明確になり、素早い経営判断ができるようになる
  3. 原価や経費など問題点の見直し、を期首に行うことができる
  4. 目標を従業員さんと共有することで、部署・各人ごとに自分のすべきことが明確になる
  5. 達成率を期中に把握することができ、見直しや問題点の改善に早期に着手できる

 

経営計画の作り方

 
経営計画は短期・中期・長期とありますが、まずは短期~中期が大切です。
あまり長く考えても、事業は生き物なので、必ず修正が必要となります。
ですので、まずこの一年の目標をしっかり立てましょう。

利益から逆算して、売上→原価→経費を算出できます。
そこから各部署の目標を立てます。

できれば部署と部署内の人ごとに目標設定できるといいですね。
これは上記の経営計画と別にして、営業部門は数字が出せるので数字の目標で、事務部門は目標を達成するためにできる改善点や効率化できることをあげてもらいましょう。

1年の目標が決まれば、12か月におとしこんで短期計画は完成です。
期首に立てた12か月の目標を実際の数字と比較し、会議で部署ごとに達成率や達成できなかった要因を考え修正を加えていきましょう。
1年後には、去年より経営に強い会社へ成長したことを実感されると思います。
 

まとめ

 
経営計画は慣れるまでが大変です。
でも、従業員さんに会社の目標を指し示すことにより、受け身だった仕事から自分で考えて動けるようになった例をいくつも見てきました。
文章だけの目標より数字の入った目標の方が、ゲーム感覚で受け入れやすいのかもしれません。

「どうやったらできるだろう?」と経営者の方はいつも考えておられます。
でも経営計画を作ると、この質問を自動的に従業員さんが自分で考えられるようになります。
経営に強い会社になるには、従業員さんを巻き込むことが必要不可欠です。

「自分で作るのは、ちょっと」という方は、ぜひ税理士を巻き込んで下さいね。
 
 
⇒ライツ税理士事務所のHP
http://www.reiz-cpta.com/

 
 
今日も最後までおつきあい頂き、ありがとうございました。
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